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2019年08月16日

イベント第二弾は魔法の詰将棋トークイベント!

イベント第二弾は魔法の詰将棋トークイベント!


10月22日(火・祝)詰将棋イベントを開催します。
詰将棋のイベントといっても詰将棋早解き大会ではありません(それも楽しそうですけど)。詰将棋に関してみんなでわいわいとお話する参加型トークイベントです。
6月に「将棋の上達法」をテーマに同じようなイベントをやりましたね。言うなれば今回はその詰将棋バージョンです。


そしてとてもラッキーなことに、この詰将棋イベントにはスペシャルなゲストをお迎えすることができました。
そのゲストとは・・・詰将棋作家の新ヶ江幸弘さんです。ででん!

ん・・・いや、おそらくご存知ない方のほうが多いかもしれません。正直私も詰将棋業界に詳しいわけではないので新ヶ江(しんがえ)さんのお名前を知ったのは最近のことです。


うん、あれこれ書くより、まずは新ヶ江さんの詰将棋作品をひとつご覧下さい。たぶんこれが一番てっとり早いでしょう。この記事の冒頭にある問題が新ヶ江さんの代表作のひとつです。

問題図を再掲します。




我々が普段よく見る詰将棋と違い、玉が1九に居てちょっと詰ませにくそうです。ただし玉側も盤上に守備駒が一枚もありません。
攻め側は持ち駒なしで盤上に飛飛馬香の4枚のみとシンプルな配置です。

実際に解くのは少し難しいのでいいとして、どんな詰め上がり図になるかを予想してみてください。









いいですか?








・・・では詰め上がり図です。



↓ ↓ ↓ ↓ ↓











!?!?!?!?!?!?!?







・・・いや本当です。嘘じゃありません。



見事な銀4枚の詰め上がり。

しかし4枚の銀はいったいどこから? 

私がここで浮かぶ言葉は「魔法」とか「魔術」とかそういう類ですね。なんだこりゃー。


「詰将棋」に少しは詳しい方でもかなりの衝撃だと思いますが、そもそも「詰将棋」のこういった一面を知らない方からしたら何が起きたのか全く意味がわからないかもしれません。将棋には、詰将棋には、こういう世界があるんです。いやはや。

この作品は1979年の看寿賞(かんじゅしょう)を受賞しています。看寿賞というのはその年の最も優れた詰将棋作品に贈られる賞です。要は一等賞です。指し将棋でいったら名人を取ったようなものです(よね?)。ちなみに新ヶ江さんは看寿賞を2度受賞されています。すごい人ですね(語彙力)。もちろん他にもたくさんの作品を創作されています。


そんな新ヶ江幸弘さんがイベントゲストでいらっしゃいます。なんでそんなすごいことになったのかはまた別の機会に書けたら。

イベントタイトル(仮)は「詰将棋の魔法」ってところでしょうか。

当日は新ヶ江さんの詰将棋歴や様々な作品解説を中心に詰将棋の作り方や解き方のコツなどいろいろお話できたらと思います。
またそれだけでなく我々指し将棋ファンの棋力アップの手段としての詰将棋に関しても会場のお客さんといろいろ意見交換したいと思います。詳細はまたあらためます。


ゆるり将棋会プレゼンツ 参加型トークイベント
「詰将棋の魔法」
スペシャルゲスト 新ヶ江幸弘さん(詰将棋作家)
日時:2019年10月22日(火・祝)13:30~16:30 
場所:県立武道館 2階 研修室(那覇市奥武山町52番地)
入場無料 予約なし どなたでも参加できます



いやもう沖縄ではめったにない機会なのではないでしょうか。
みなさまどうぞご参加くださいませ。





Posted by ゆるり将棋会 at 18:58│Comments(0)(終了)詰将棋の魔法
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