先週開催した「将棋の上達法を交換する会」の前半部分は、「将棋歴トーク」と題して3人のアマ棋士をゲストにお呼びして各々の将棋歴、上達法などをうかがいました。その感想を少し。
まず全体として、ひとり15分くらいの時間を取ったのですがそれでは全然足りず、話を掘り下げることができませんでした。それがたいへん心残りで。イベント面白かったよーっと手放しで喜べない最大の要因であります。
例えば「○さん、棋譜並べってやってますか? 誰の棋譜を? 何の本を参考に? 棋譜を選ぶ基準は? 盤と駒で?パソコンで? 速く何回も並べるのか、じっくり考えながら並べるのか? 何級(段)のときにどれくらいやってどんな力が身についたか?」という感じで、具体的にいろいろ聞きたかったのですが叶わず。
15分ならもう少しいけるかなと思ったんですが浅はかでしたね。この経験は次に活かします・・
さてゲストひとり目は、
糸満将棋クラブの
岸本新太郎さん。アマ四段で大会入賞多数の強豪です。自ら将棋サークルを立ち上げて普及にも熱心です。お仕事がお忙しい中、無理を聞いて参加してくださいました。
小学4年生で将棋を始めて、中一で初段、中三のときには三段だったそうです。那覇にあった将棋クラブに通って実戦の中で腕を磨いたとのこと。将棋歴は30年近くなるでしょうか。ゲスト3人の中では唯一子どもの頃から将棋をやっていた方です。
私が印象に残ったことを箇条書きにします。
・同世代も含め周りが強い人ばかりで、いつも負けてばかりいた。
・サークルでは(嫌がられたかもしれないが)長考した。
・考えることが強くなることにつながる。
・(最近自分のサークルなどで)早指ししてるこどもを見ると、もっと考えたらいいのにと思う。
・初段になる少し前くらい(小6)に詰将棋を始める。詰将棋は実戦と違って必ず答えがあるのでじっくり考えざるを得ない。
・詰将棋は初めは3手、5手を解いた。あるとき(ひとつの壁になっていた)7手が解けるようになってから9手、11手なども解けるようになった。
・強い相手との壁を感じて、それを吸収することで上達する(今も)。
お話の中で繰り返し出てきたのは
「考える」という言葉です。将棋は思考のゲームなので「考える」ことを大事にするのは上達の秘訣かもしれません。持ち時間が短い(じっくり考えられない)最近のネット将棋などに関してももう少しお話を聞きたかったです。。
もうひとつよく出てきたのは
「強い人から学ぶ」ということ。お話の中で「周りは強い人ばかり。自分は弱い方だった。」と何度も強調していましたが、(将棋を始めたころならともかく)そんなことはないわけで、向上心の表れのように私は受け取りました。常に自分より強い人を見つけてそこから学ぶ姿勢が自然にあるというのはなかなか万人には難しいものですが、ここにも上達のヒントがあるように思います。
岸本さんが糸満将棋クラブのブログでイベントの感想を書いてくださってますので下記にリンクを貼っておきます。
「将棋の上達法を交換する会2」
「将棋の上達法を交換する会3」
重ね重ねどうもありがとうございました。またゆっくりお話をきける機会を持ちたいものです。
量が多くなってしまったので3回に分けようと思います。続きはまたそのうち~。