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2019年07月31日

学童クラブで夏休み指導対局してきました

「将棋の講師」を探している人が、いろんな縁で私のところに辿り着くことがあります。ですが、これまでは条件が合わず全てお断りさせてもらっています。大抵のオファーが不特定多数に講義形式で将棋を教えるというものなのですが、これは私の力量では満足いく内容にする自信がないのです。上手にできる方もいらっしゃるとは思いますが。

今回お話をいただいた学童クラブも、初めは「多数の子どもたちに将棋を教える」というような内容のオファーだったので断りかけたのですが、やりとりを進めるうちに「10人程度に指導対局をする」ということに落ち着いたので引き受けることになりました。これならなんとかなりそうです。ゆるり将棋会では初めてとなる外部依頼の活動です。


学童クラブで夏休み指導対局してきました

学童クラブで夏休み指導対局してきました

当日は画伯も仕事が休みだったので同行することに。助かります。
せっかく遠出をするのでオサレなカフェでランチをとCONTEさんへ。外装も内装もセンスが抜群で、料理も美味しかったです。


(はい、ここからはいっぱいいっぱいだったので私の写真はありません笑。)

指導対局の会場に到着。参加者は小学校低学年の子が10人。男女半々です。意外や女子が多くてびっくり。
みんなとても元気で、子ども慣れしていない私は圧倒され気味。学童の先生はパワーがないとやっていけませんね。

それぞれの自己紹介のあと、さっそく対局開始。私の三面指しで、対局が終わったら順次交代していきます。10人全員終えれば今日の任務は完了です。盤と駒を多めに持ってきているので、待っている子どもたちは自由対局をしてもらいます。画伯と学童の先生2名も自由対局に加わりました。

子どもたちの棋力は概ね駒が動かせる程度です。平手でやると時間内に終わらなそうなので、私の方は金銀玉と歩が5枚という変則六枚落ちで対局します。
子どもたちは基本的に自由に指しますが、私がところどころアドバイスを挟みます。

アドバイスはこんな感じ。

・まず飛、角を働かせる。それから龍、馬にパワーアップさせる。
・龍、馬の2枚だけでは攻め駒が足りないのでもうひとつ仲間を呼ぶ(と金や桂馬など)。
・龍、馬と協力して、と金を相手の金や銀と交換する。
・龍、馬、金(銀)で連携して、相手の守備を弱体化させる。
・相手玉の逃げ道をふさぐ。
・相手玉をきちんと詰ます。

自分で言うのもなんですが、割と上手くいきました。ここ数ヶ月ゆるりで鍛えられた成果が出たように思います。     

こちらが駒を落とした上で負けてしまうと、みんなもしかしたら不満かなと少し気がかりでしたが、そんなことはありませんでした。
最後詰みであることを確認して私が「負けました」と頭を下げると、みんなニッコリ笑顔でとても嬉しそうだったので、これでよかったのだなと思います。
駒の上手な動かし方を学びながら、最後は「先生に勝った」と自信もつけることができたようでした。

途中ピッチを上げたりしつつ、なんとか2時間ぴったりで10人の指導対局を終了。まあまあ満足してもらえたみたいです。素直な子ばかりで気持ちがよかったです。


学童クラブで夏休み指導対局してきました

最後に今後ますますの棋力向上を願って、初心者向けの将棋本をプレゼントしました。みんな、またどこかで会いましょうね。ちなみにこの本、ちゃんと読んでみると初心者本にしては志が高く、マンガもあって読みやすく、なかなかの良書です。


学童クラブで夏休み指導対局してきました
(これは画伯の自由対局の様子。写真はこれだけ撮るのでせいいっぱい。)




Posted by ゆるり将棋会 at 14:36│Comments(0)活動報告講師の依頼
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